笠井の春日神社を訪ねる①―創建は文明14年
浜松市東区笠井町に春日神社があるのは以前から知っていました。しかし、訪れたのは今回が初めて。掲出されている看板によれば、祭神は、武甕槌之男神(たけみかづちのおのかみ)、経津主命(ふつぬしのかみ)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)と比売大神(ひめのおおみかみ)。この四柱は奈良にある春日大社と同じ。地域の災難除・厄除の神様として祀られたものと思われます。
創建は文明14年(1482)に遡り、室町将軍足利義尚によるとされ、天文10年(1541)には遠江守護を務めていた今川義元によって社殿が造営され、社領が寄付されたとのこと。
境内入口に建てられた社号標には「郷社 春日神社」と刻まれていることから、旧社格は「郷社」。戦後、GHQに命令よって神社の国家管理、旧社格が廃止されましたが、笠井の春日神社の社号標には、今も「郷社」と刻まれていました。
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