暑い暑い!粟ヶ岳に登る⑩―磐座(いわくら)
木陰道を歩いて一旦、西端まで行くと、そこにあるのが無間山観音寺跡。以前に登った時には、朽ちかけたお堂が残っていたのですが、その後、解体撤去されたようで、今は石燈籠が残る程度。そして、その先にあるのが「磐座(いわくら)」と呼ばれている巨石群です。
この「磐座」こそが、粟ヶ岳が信仰の対象になった拠り所。岩の割れ目が誰も知らない世界、地獄への道と考えられたことにより、ここに山岳宗教の修験者の修行の場になり、その後、観音寺が出来、現在の阿波々(あわわ)神社へと変遷して来たのです。
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