三信国境の茶臼山を歩く②―川宇連神社
そもそも川宇連(かうれ)神社の元の名は「尹良(ゆきよし)神社」。現在の浜松市北区引佐町井伊谷で生まれた南朝方の宗良親王の子とされています。そんな尹良親王が居住した地がここ愛知県北設楽郡豊根村坂宇場字御所平。そして、川宇連神社の前には、集落を臨む尹良親王の巨大な銅像が建てられていました。
つまり、川宇連神社は尹良親王を祭神として祀る地域の氏神神社。お練りと呼ばれる獅子や太鼓の行列は、田植えの時季を前に秋の豊作を祈る祭り。下にある御旅所から、「岡崎拍子」や「祇園拍子」などのお囃子を演奏しながら300メートルほどを歩いて神社へ入り、尹良親王に舞を奉納して終了。
実は、「お練り」を見損なった後には、稚児舞の奉納もあったようでしたが、見ずに帰ってしまいました。
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