「春よ、来い!」の秋葉山に登る⑩―神門
秋葉杉を見上げ、ちょっぴり急な坂道を登り切ると秋葉神社上社の入口にある神門(随身門)が見えて来ます。
毎度、毎度のレポートになってしまいますが、解体して復元工事中の神門の完成まではもう少し。神門をくぐることができないのは残念ではありますが、歴史的な大工事を目撃できるのも、ある意味では貴重な体験です。
「しずおか遺産」第1弾として「秋葉信仰と街道」が指定されましたが、そのゴール地点がこの神門。東海道を歩き、掛川から森町を経て、私たちが登って来たのと同じ表参道を登ってようっやく辿り着いた神門。江戸時代の秋葉山登拝者にとって、諏訪の宮大工、立川和四郎冨昌が腕を振るった豪華な彫刻で飾られた神門は、どこにでもある門ではなかったのです。
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