第1回「秋葉山参拝ハイキング」⑥―ツユクサとツリフネソウ
11月になってもまだ咲いているツユクサ。花は小さく、実もできています。ツユクサを漢字で書くと、「梅雨草」ではなくて「露草」。実は俳句の世界では、夏ではなくて秋の季語なのです。
露草が 露を宿して 秋深し
露まみれのツユクサは、いかにも秋らしい風情と言えるかも知れません。
露が似合う言えばツリフネソウの花も。静かに流れる沢の畔に咲き、花にも葉にも、朝露がびっしり。でも、「釣船草」「吊舟草」にとって、水はごく親しい自然。
露宿し 水面(みなも)に散れば 舟浮かぶ
以上、駄洒落庵一露の句でした。
関連記事