磐田市社山に佇む六地蔵塔③―「享保二年丁酉三月」
磐田市社山(やしろやま)に佇む六地蔵の裏面には「享保二年丁酉三月」とも刻まれ、おそらくこれが建立の年月。「享保二年」とは西暦1717年。徳川吉宗の時代です。
「三界万霊」の文字の下に、名前と思われる漢字が並んで刻まれています。「○村」「○養」「光善」「○超」「亮勝」「機西」「妙秋」「浄光」。
これらは死者の名前か?建立者の名前か?僧侶の名前か?建立された江戸時代、庶民の苗字は許されませんでしたので、苗字らしきものは刻まれてはいませんでした。
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