岡崎市にある大樹寺を訪ねる③―ビスタライン
大樹寺山門の「ビスタライン」―大樹寺について語られる時にしばしば使われる言葉です。山門の脇にある解説看板によると・・・
今に伝わる歴史的眺望
ビスタラインの「ビスタ」とは「眺望・展望」を意味し、大樹寺と岡崎城を結ぶ、標高差を利用した約3㎞の直線を「眺望ライン(ビスタライン)」と呼んでいます。
これは徳川三代将軍家光公が、家康公の十七回忌を機に、「祖父生誕の地を望めるように」との想いを守るため、徳川家の祖先、松平家の菩提寺である大樹寺の本堂から山門、総門(現在は大樹寺小学校南門)を通して、その真中に岡崎城を望むように伽藍を整備したことに由来しています。
時は移り、岡崎城も再建されましたが、大樹寺と岡崎城を結ぶ歴史的な眺望は往時のままで、門越しに望む岡崎城は、まるで額のなかの絵のようです。 岡崎市
山門の前に立り、小学校の奥に見えるのが総門。そして、少し膝を折ると、総門の向こうに岡崎城が見えました!これが、ビスタライン!カメラを向けて♪カシャ。参拝者は必ずここで写真を撮るようです。
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