磐田市駒場の駒場神社④―二重の蕪懸魚と妻壁装飾
本殿を側面から見上げると片流造の破風の妻部には二重の蕪懸魚が目を引き、懸魚の奥には雲か波を象ったと思われる妻壁装飾や獅子の木鼻などの彫刻が見られます。
本殿が昭和2年(1927)発行の「神社資料」に記された通り「明治元年十二月再建」だとすれば、遡ること150年以上も前の建築。一体、誰が建てたのでしょうか?
ここからは聞いた話。駒場神社を建てたのは鈴木勇次郎とのこと。もしも、これが事実だとしたら、駒場神社本殿は掛塚の宮大工が腕を振るった文化財級の価値がある建物であるのは間違いないと思います。
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