細江高台墓地にもあった足利紫山書の「忠魂碑」
「我が故郷の『姫街道』を歩く⑤」で、老ヶ谷の山神社にあった、かつての奥山方廣寺管長・足利紫山の筆跡が刻まれた「忠魂碑」を紹介しましたが、同じ浜松市北区細江町の細江高台墓地にも紫山書の「忠魂碑」があるのに気づきました。
実は、この墓地は私の実家の墓がある場所。「秋の彼岸」中日に墓参のために立ち寄った時、独特の味がある「忠魂碑」の文字が気になりましたので、目を凝らしてみると、そこに「方廣紫山九十〇書○」の文字を見つけました。
以前から、この「忠魂碑」の文字を見て、足利紫山書のものだろうと思ってはいたのですが、「紫山」の文字が読み取れず、そのままになっていました。
今回、角度を変えて見たことで、「紫山」の名が確認できたことと、その基礎石には山神社と同じ赤石チャートが使われていることも分かり、私の祖父が寄贈した赤石は、こちらだったのかも知れないとの思いを抱くに至りました。
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