諏訪原城跡を訪ねる⑥―カンカン井戸と水の手曲輪
背面に河岸段丘の断崖絶壁を背負った諏訪原城ですが、気になるのは水源の確保。食料は倉庫に備蓄できますが、水となるとその備蓄はかなり難しくなります。
もしも諏訪原城に井戸がなければ、籠城は無理。さて、井戸はどこにあったのでしょう?
見学コースの案内に従って歩いていると、「カンカン井戸」と書かれた案内看板が目に留まりました。矢印の方向に歩いて行くと、周囲をシダに囲まれた井戸らしき穴があり、覗き込んで見ると底には水が溜まり、周りに石が積まれた井戸であることが分かりました。
そして、さらに下へと進むと大きな水溜まりもありましたので、防御の堀は水がない空堀でしたが、おそらくこの辺りが水の手曲輪。諏訪原城にも水が湧いていたのは間違いありません。
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