暖冬の野に咲く春の花⑱―マメグンバイナズナ
「豆軍配薺」と書けば在来種のように見えますが、実は北アメリカ原産の外来種。花が終わった後に出来る実の形が、武将や軍師、相撲の行事が持つ軍配団扇に形が似ているところから、「豆軍配薺(マメグンバイナズナ)」と呼ばれます。
これに対し、在来種の「薺(ナズナ)」の実の形は、三味線の撥のよう。そこから呼ばれるようになった別名は「三味線草」。「ペンペン草」と呼ぶのも、三味線の音から。何となく分かります。
それにしても、「薺」の字は「艹+齊」。「齊=齋=斎=斉」は、「揃って並ぶ」の意味だって。私の苗字「齊藤」と無縁ではないみたい?
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