氷見・高岡へ万葉の旅㉖―旧伏木測候所庁舎

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2019年12月30日 05:18

 勝興寺の近くは高岡市伏木古国府。少し歩くと旧伏木測候所庁舎が残されています。

 現在は「高岡市伏木気象資料館」として公開されているようですが、私たちが訪れた12月3日は休館日。国の登録有形文化財のハイカラな洋風建築は遠くから眺めるだけ。ここには大伴家持が住んだ国守館があったとされ、「越中國守館址」も建てられていたようですが、残念ながら見ることはできませんでした。

 家持が越中国司として赴任したのは天平18年(746)。弱冠29歳の若さであった家持は、ここで多くの歌を詠み、「万葉集」の編纂にも積極的に取り組みました。家持の長歌、短歌473首のうちの約半分が高岡で詠まれたとのこと。高岡が「万葉のふるさと」と呼ばれる所以はここにあります。

 そして、いよいよ、我ら同窓の仲間との年に一度の逢瀬の会場である氷見へと向かいました。

 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅①―高速バス
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅②―冷たい雨
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅③―砺波の散村
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅④―高岡大仏
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑤―土蔵造りの町並み
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑥―菅野家住宅
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑦―筏井家住宅
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑧―屋根を見上げる
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑨―和洋折衷
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑩―万葉線
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑪―堅香子草
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑫―瑞龍寺
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑬―総門の加賀梅鉢紋
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑭―山門
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑮―仏殿
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑯―法堂
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑰―回廊と高廊下
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑱―烏蒭沙摩明王、韋駄天と跋陀婆羅菩薩
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑲―虹
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅⑳―前田利長墓所
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉑―勝興寺唐門
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉒―雪避けの工夫
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉓―本堂
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉔―「海行かば」の碑
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉕―大伴家持卿像
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉗―同窓会
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉘―朝日に輝く富山湾
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉙―万葉歴史館
 【関連記事】氷見・高岡へ万葉の旅㉚―帰り路

関連記事