東海道・中野町を歩く⑧―軽便鉄道軌道跡
明治四十二年から昭和十二年まで、浜松(馬込町)から中野町の間に軽便鉄道「大日本軌道中ノ町線」が通っていました。後に遠州軌道が経営を引き継ぎ、現在の遠州鉄道に発展します。
・・・と、これは「中野町を考える会」の解説看板です。
そして、古い絵葉書は「濱松市中ノ町間瓦斯倫客車(木戸町附近)」(左の写真)と「遠州馬込驛と中ノ町方面行軌道自動車」(右の写真)です。
開業当初は蒸気機関車だったとのことで、ガソリン車に代わったのは昭和3年(1928)以降。まるで、ボンネットバスみたい。
そして、終点となったのが現在の「中ノ町自治会館」の場所。「当時は方向転換用の転車台もありました。停車場の周りには、切符を売る駄菓子屋や呉服屋、下駄屋、芝居小屋、小料理屋などが建ち並び賑やかな界隈でした。」(「中野町を考える会」の解説看板より)とのことです。
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