氷見・高岡へ万葉の旅⑳―前田利長墓所
前田利長の菩提寺は瑞龍寺。そして、墓所はそこから東へ8丁行ったところ。「八丁道」の道標がそれを示しています。
午前中、1人で瑞龍寺を訪れた時にも墓所に向かってはいたのですが、途中で氷見まで車に乗せてくれるという仲間に高岡駅まで呼び戻され、墓所を訪ねたのは午後3時過ぎ。墓所に入口には石鳥居が建てられていましたので、こちらは神道式の墓です。
大きな石燈篭が並ぶ参道を進むと、水を湛えた堀の向こうに見えるのが前田利長公墓所。基壇は加賀戸室石が積まれているとのことで、学生時代を金沢で過ごした私たちにしてみれば、懐かしい戸室山から産出されたもの。もちろん、加賀藩第2代藩主であった前田利長にとっても、これ以上の供養はない故郷の石です。
関連記事