氷見・高岡へ万葉の旅⑭―山門
総門をくぐった先にあるのは山門。当初の山門は正保2年(1645)に建立され、加賀藩お抱えの大工集団・建仁寺流を率いた名工・山上善右衛門嘉広が建築。仏殿、法堂、方丈、禅堂、厨庫と人体に見立てた伽藍が完成するまでには、約20年の歳月が費やされたということです。
万治年間に現在地に場所が変えられましたが、延享3年(1746)の火災により焼失し、現存する山門は文政3年(1820)に竣工したもの。杮(こけら)葺き重層の門の左右では、彩色された仁王、金剛力士が恐ろしい形相をして護り、拝観料を払わない客は通してくれそうにありません。
瑞龍寺の拝観料は500円。実は、この日(12月3日)は昼頃に一人で1回、午後2時過ぎに許可をいただいて仲間たちともう1回、1枚の券で2度拝観させていただきました。
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