木曽駒ヶ岳・夏の高山植物探訪㉓―宝剣岳
木曽駒ヶ岳に登って来たと言ったら、「駒ヶ岳まで行ったの?それとも、宝剣岳?」と聞かれちゃいそうですが、この歳になっていまさら、そんな問い詰めには動じません。若い頃に登った時には中岳までは登ったのですが、今回は乗越浄土から眺めただけでした。
それにしても、氷河の侵食作用によって出来た千畳敷カールが直下にあるのに、宝剣岳は巨大な岩の塔として残ることができたのでしょうか?
宝剣岳付近を下から見上げると、何本もの太い筍状の岩の塔がそそり立っているのが分かります。おそらく、これらの岩は節理の生き残り。氷食や地震によって崩れた岩は落ちて除かれ、今見ることができる岩の塔も、将来は崩れる運命にあるのかも知れません。
八丁坂の途中には、こんなオットセイのような形をした岩も残っていました。
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