木曽駒ヶ岳・夏の高山植物探訪⑰―「岩」の付く植物
ヒメイワショウブ、イワツメクサ、コイワカガミと「岩」の付く植物を紹介して来ましたが、イワアカバナやイワベンケイも「岩」仲間。何度も紹介して来ましたが、氷河期の痕跡が残るジオサイト、木曽駒ヶ岳の千畳敷カール周辺は花崗岩礫地です。
木曽駒ヶ岳の花崗岩の特徴は、捕獲岩(ゼノリス)が多数含まれていること。黒っぽく見える部分が、マグマが冷えて固まる時に取り込まれた既存の岩石です。
そして、岩場で育つ「岩」の付く植物は・・・
イワアカバナ
イワベンケイ
アカバナ科のイワアカバナは、花の色は白。イワベンケイは多肉植物のベンケイソウ科。「弁慶(ベンケイ)」の名は、環境の悪い場所でも逆境に強い弁慶ように逞しく育つという意味。見習いたい気持ちもないことはないのですが・・・?
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