浜名湖に架かる橋を歩く②―第一浜名湖橋梁と旧線橋梁橋脚基礎跡
現在の弁天大橋の北側には、JR東海道本線の第一浜名湖橋梁が上下線に分かれて2本架けられています。そして、2本の橋梁の間には、架け替えられた旧線のものと思われる橋梁橋脚の基礎らしき石組みとレンガが残されていました。
残されている基礎跡は東側は丸く、西側は楕円と半円形。この基礎の真ん中に橋脚が立てられ、橋脚をつなぐ形に鉄橋が渡されていたのです。
古い絵葉書「舞坂辨天島濱名鐵橋附近の景」の写真が、旧線の橋梁でしょうか?
国鉄東海道本線の大府―浜松間が開通したのは、明治21年(1888)9月1日。「鐵道唱歌」の27番には「♪琴ひく風の濱松も 菜種に蝶の舞坂も うしろに走る愉快さを うたふか磯の波のこゑ」と歌われています。
関連記事