2019年、春の枯山を歩く④―ヒメカンアオイ
ギフチョウの食草と言えば、ウマノスズクサ科ヒメカンアオイ。「春の女神」ギフチョウが食べて育つ「姫寒葵(ヒメカンアオイ)」と聞けば、華やかな目立つ花を想像しがちですが、実際には名前からは程遠い個性的で地味な花です。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、「ヒメカンアオイ」は・・・
主に日光が余り届かず人の手がほどよく加わった程度の里山の水の豊富な場所に生息する。特徴はハート型の大きな葉に白い斑点があり、葉に丸みがあり花は2~4月にかけて咲く。
まさに、今が花の季節。3枚の萼片が合着し、枯れ葉に埋もれるようにして咲きますので、ギフチョウは卵を産み付けはしても、受粉を助けているわけではありません。受粉を助け種子を運ぶのはアリらしいとのこと。
きれいな花ではありませんが、めったに見る機会がない花。「枯山のギフチョウ」が、「新・浜松の自然100選」の指定名です。
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