修禅寺&三嶋大社へ日帰りドライブ⑥―山門と鐘楼
修禅寺へは石段を上った上に建つ山門を抜けて入ります。山門の脇には、経典などに使われた和紙の原料として利用されたミツマタの花が咲いていました。
前回、修禅寺を訪れたのは、何十年も前でしたので、記憶は定かではありませんが、仁王門は改修され、仁王堂を新設したとのことでしたので、元々仁王門として建てられたものではないようです。
山門をくぐった先の右手には、鐘楼がありました。入母屋造の屋根を支える4本の柱は、内側にわずかに傾斜させた四方転び。気になったのは、土台となっている石積みです。
石塀や石畳、石垣や石燈篭など、修善寺温泉のあちらこちらで見かける石造りのほとんどは切り出された伊豆石なのですが、鐘楼の土台は丸い玉石が使われています。何でもないような石積みですが、伊豆半島で見かけるものとしては極めて異例。
切り石が当たり前の伊豆では、玉石の自然なフォルムが返って美しく感じさせられました。
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