早春の獅子ヶ鼻トレッキング⑪―藪椿と遠望
獅子ヶ鼻トレッキングは、これが初めてではありません。コースはいろいろ設定されていますが、今回は「蟻の戸渡り」を歩く「浮石コース」を選択。難コースであることは聞いていましたので、かなり緊張はしていましたが、そんな不安な気持ちを和らげてくれたのは、ヤブツバキの花です。
園芸品種も多いツバキの仲間ですが、ヤブツバキは日本在来の野生種。「椿」は「木偏に春」と書いて春を代表する花とは言え、実際には寒い冬に咲き始め、そろそろ落花の時季です。
この日(2月23日)はかなり気温が上がり、まさに「早春」の暖かさ。コースのところどころで振り返れば、遠望も薄いレースのカーテン越し。まさに春霞の風景です。
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