長野へ自然観察ドライブ③―エンビセンノウとフシグロセンノウ
国道151号、153号を通り、6時間かけて諏訪市の「ザゼンソウの里公園」へ到着しました。
公園の入口には「木道危険の為 公園内への立入禁止 事故等には責任を負いません」の看板が建てられていましたので、残念ながら観察できたのは入口付近だけ。それでも、美しいエンビセンノウの花と出会うことができました。
エンビセンノウは、北遠でもたまに見ることがあるフシグロセンノウとはともにナデシコ科センノウ属の仲間です。フシグロセンノウも18都県で「絶滅危惧種」の指定を受けているのですが、エンビセンノウは環境省レッドデータ「絶滅危惧Ⅱ類(VU)」の超希少種。
「センノウ(仙翁)」とは、京都の仙翁寺(せんのうじ)に因んで名付けられたとのこと。元々は中国から伝えられた植物。同じ仲間でも、花の形がこんなに違います。
山野草らしくない鮮やかな色の花を咲かせますので、心無い人によって持ち去られ、数を減らしてしまったのでしょうか?
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