「しらびそ高原」へ猛暑日ドライブ⑬―イケマ、トリアシショウマとエビガライチゴ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2018年08月01日 05:16

 下栗の里から「しらびそ高原」へと向かう山道で見かける白いボール状に花を咲かせているのはガガイモ科のイケマ。

 イケマは、水窪以北で見かけることが多い蔓性の植物。白い花弁のように見えるのが実は雄蕊で、その外側の少し緑がかった萼のようなのが花弁だそうです。1つ1つの花は小さいのですが、こうしてたくさん集まれば大きな花に見えます。

 北遠では梅雨時に見られるトリアシショウマですが、南信濃では今が盛り。トリアシショウマ(鳥足升麻)はユキノシタ科チダケサシ属。その名の通り、鳥の足に似た花茎を伸ばしていました。

 赤いトゲトゲに覆われているのは、その色や雰囲気が甲殻類を連想させるところから「海老殻苺(エビガライチゴ)」と名付けられたキイチゴの仲間。萼だけでなく、枝にもトゲトゲの腺毛が生えています。

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