初山宝林寺を訪ねる⑦―金鳴石

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年11月03日 05:26

 龍文堂の先に置かれている扁平な石には、「金鳴石」の看板が建てられています。

 正面に「支那金鳴石初山永寶」と彫り込まれ独湛禅師が中国より持参されたと言い伝えられる摩訶不思議な石。叩くと澄んだ音がなることから「金鳴石」と呼ばれ、商売繁盛の石「お金の成る石」「宝くじが当たる石」としてお参りが絶えることがない。まず龍文さまに願い事をして金鳴石を叩くとその願い事が叶う。

 金鳴石をそばにある石で叩くと、キーンと高い金属音が響きます。私がこれまでに見て来た金鳴石は中央構造線の三波川変成帯にできた輝緑岩だったはずですが、宝林寺の金鳴石が中国から持ち込まれたというのが真実なら、確かにご利益は増すかも知れません。

 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる①―「曼荼羅図など公開」
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる②―修復を終えた山門と隠元書の扁額
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる③―中国明朝風の佛殿
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる④―石積みと古い礎石
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる⑤―釈迦三尊像と二十四善神立像
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる⑥―昔話「龍文坊さま」
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる⑧―阿弥陀三石佛と石佛五如来
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる⑨―方丈
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる⑩―「秋の特別展」
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる⑪―報恩堂と卍崩し
 【関連記事】初山宝林寺を訪ねる⑫―近藤家墓所

 【関連記事】「遠州山辺の道」金刀比羅神社を訪ねる⑧―祓戸社と金鳴石

関連記事