醫王寺の本堂は弘化4年(1847)築の山門よりも古く、正徳4年(1714)の建立。元々は客殿として使われていたのですが、明治17年(1884)に位牌堂を増築し、現在では本堂と同じような用途で使用されています。
本堂に入ったら、欄間の彫刻にも注目。左右に龍、中央に朱雀が彫られ、いずれも彩色が施されていた痕が覗われ、色は褪せて黒ずんではいましたが、今もって往時の豪華さを偲ぶことができます。
朱雀は鳳凰にも似ていますが、本尊である薬師如来を守護するのは、四神の朱雀が相応しいと思います。
ぜひ、見上げてください!