医王寺の山門は、弘化4年(1847)建立。寺の説明によれば、井波彫刻で知られる現在の富山県南砺市井波地区から招いた宮大工を住まわせて造らせたとのこと。
招いた大工棟梁は井浪甚四郎、井浪久兵衛の2人。この2人を医王寺の近くに住まわせ、醫王寺の建造物のすべてを2人の宮大工が仕切り、地元の大工を15名ほど雇い入れて建立されました。
現在の山門の瓦などは葺き替えられ、なまこ壁も補修されてはいるようですが、当時のまま残されている欅(ケヤキ)の1枚板を使った扉や、彫刻の素晴らしさには目を見張るものがあります。