9月9日(土)に開かれた「みんなと倶楽部 ⚓ 掛塚」9月例会は、旧津倉家庭園の草取り。そこで見つけたのが、「ひょうの木」の実。森町の小國神社では「縁結びの御神木」として人気の高いマンサク科イスノキの葉に出来た虫こぶです。
虫こぶと言ってもイスノキの虫こぶはちょっと違います。虫こぶに開いた穴に息を吹き込むと、「ヒョウ~♪」と笛のような音がします。イスノキに寄生する虫には、小さ目の突起状の虫こぶを作るイスノキコムネアブラムシと、大きく膨らんだ虫こぶを作るイスオオムネアブラムシがいるとのことですが、私が小國神社で見たのは小さな虫こぶばかりでした。
ところが、旧津倉家で見つけたのは、土笛のように硬い虫こぶ。これは、きっとイスオオムネアブラムシの虫こぶ。小國神社によれば「御祭神の大己貴命(大国様)がひょうの実を吹いたところ、その美しい音色に感銘を受けた女神が現れ、契りを結んだ」という言い伝えがあり、「恋愛」「人間関係」「仕事」など様々な「縁を結ぶ」御神木として信仰されて来たとのこと。
「ひょうの木」の実(虫こぶ)を神棚に祀ったり、お守りの代わりにしている人もいると聞けば、みなさんにもぜひご利益を得ていただきたいと思います。
旧津倉家の見学会は、「掛塚まつり」が開かれる10月21日(土)22日(日)。お待ちしています!