初秋の枯山を歩く⑤―チャバネセセリとイチモンジセセリ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年09月11日 05:29

 枯山(かれやま)の名は、近くの山には杉やヒノキなどの常緑樹が育っているのですが、蛇紋岩地帯の枯山には落葉樹が多く、冬になると木々が葉を落とし、山全体が枯葉色に変わるところから付けられました。しかし、初秋の枯山の観察路は、まだまだススキやササの緑に覆われています。

 そんなイネ科の葉に止まっているのは、セセリチョウの仲間。チャバネセセリもイチモンジセセリも、イネ科の葉を食べて育ちましたので、イネ科の葉が古里です。

 セセリチョウの仲間は次から次とやって来ますので、イネ科の葉は求愛のデートスポットにもなっているようです。

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