初秋の枯山を歩く①―シブカワシロギク

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年09月07日 06:09

 初秋の枯山を歩き、渋川の地名がついた植物、キク科シオン属シブカワシロギクの花を見てきました。特別目立つキクではありませんが、環境省カテゴリの「絶滅危惧IB類(EN)」に登録されている希少な植物。もちろん、ここでしか見ることができない花です。

 シブカワシロギクはサワシロギクの変種とされ、枯山を構成している蛇紋岩地帯を好み、お隣、愛知県の鳳来寺から渋川にかけての痩せ地にだけ育ちます。咲き始めは白い花ですが、すでに一部の花がわずかに色づいていました。

 希少な植物ではあるのですが、「新・浜松の自然100選」の指定地にもなっている枯山では普通に見ることができます。

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