茅葺屋根とは、チガヤ・スゲ・ススキなどで葺かれた屋根のこと。本興寺本堂を葺いた植物は、浜名湖畔で入手しやすかったヨシかも知れません。
茅葺屋根の古民家はこれまでにも見て来ましたが、本興寺本堂は比べものにならないほどの大きさ。現地に建てられた解説看板によれば、「桁行五間・梁間五間」とのことでしたので、建物本体は約9メートル四方。
ただし、その外側にぐるりと濡れ縁回廊が回され、さらに屋根は軒先分だけ大きくなります。
本堂前後に桟瓦葺の向拝が付き、堂内には本尊の本仏釈迦牟尼世尊などが祀られているとのことでしたが、周囲を回っただけで拝観はしませんでした。