山門(惣門)」をくぐり本興寺本堂に到達するまでの境内参道の左右には、東光院、玉葉院、光明院、長勝院などの塔頭(たっちゅう)寺院が並んでいます。
その先は本堂へと向かう緩やかな坂となり、杉の木が茂る1段高い壇上に本堂が見えて来ます。
江戸時代には徳川家康から徳川家康から10万石の格式を与えられており、「寺域二万六千坪余」とも。広大な境内は木々に覆われ、特に石段を上り切った所の左右にある杉は「開山杉」と呼ばれている古木で、樹齢約630年とのこと。
古い絵葉書にも、「本興寺 老杉」とされる写真があり、「樹齢約630年」とは本興寺が開山された永徳3年(1383)に植えられた杉と考えられているようです。