法華宗の寺、湖西市にある本興寺には初めての立ち寄り。国指定重要文化財の茅葺屋根本堂で知られる本興寺ですが、先ずは湖西市指定有形文化財の山門(惣門)をくぐって境内に入ります。
現地にある解説看板によれば、延宝2年(1674)に三河の吉田城の城門だったものを移築したものとのこと。城門を移築した山門と言えば、三ヶ日の摩訶耶寺と同じです。
しかも、建築様式は摩訶耶寺と同じ高麗門。控え柱の上に別の小屋根が載せられ、開いた扉が納められるように設計されています。
山号は「常霊山」。古い絵葉書で見る「本興寺 總門」にも、同じ扁額が掲げられているのが分かります。