世界文化遺産「韮山反射炉」④―梛(なぎ)の木

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年07月09日 05:21

 あれ?これって、ナギの木じゃん!鉄製24ポンドカノン砲が展示されているそばに、見慣れたナギの木がありました。

 ナギの木はまだあまり大きくはありませんでしたが、「反射炉物産館たんなん」の店頭にはポットに入ったナギの木の苗が並び、「反射炉見学記念に!! 梛(なぎ)の木」の看板が。なぜ?韮山でナギの木が・・・?

 「伊豆国の蛭ヶ小島に流罪となった源頼朝と北条政子は、変わらぬ愛の証として、伊豆山神社の御神木の梛の葉を持っていたと言われる。『梛の葉』は、横に裂けないことから、『愛のお守り』として、また、『家族の平穏のお守り』として、功徳があるという。」と書かれています。

 大型の帆掛け船が出入りした湊町・掛塚では風が穏やかに凪ぐことを願って植えられたナギの木ですが、縁結びや夫婦円満にご利益がある縁起木だとはよく知られた話。ここで私がナギの木と出会ったのも、「何かの縁」と感じてしまいました。

 【関連記事】世界文化遺産「韮山反射炉」①―明治日本の産業革命遺産
 【関連記事】世界文化遺産「韮山反射炉」②―伊豆石と耐火煉瓦
 【関連記事】世界文化遺産「韮山反射炉」③―大砲の展示

 【関連記事】代官屋敷「江川邸」①―薬医門と桝形
 【関連記事】代官屋敷「江川邸」②―泰山木とキササゲの花
 【関連記事】代官屋敷「江川邸」③―見上げる和小屋組みと生き柱
 【関連記事】代官屋敷「江川邸」④―梁や柱の手斧目
 【関連記事】代官屋敷「江川邸」⑤―「井桁に菊」紋
 【関連記事】代官屋敷「江川邸」⑥―幕末期の銃と「角うち扁額」
 【関連記事】代官屋敷「江川邸」⑦―蔵・倉・庫
 【関連記事】代官屋敷「江川邸」⑧―「博打の木」と「パン租の碑」
 【関連記事】代官屋敷「江川邸」⑨―裏門の傷跡
 【関連記事】代官屋敷「江川邸」⑩―栃と宿り木

 【関連記事】旧田代家住宅を訪ねる⑪―4本のナギの木

関連記事