「遠州山辺の道」高根神社を訪ねる①―浜北北部丘陵南麓

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年05月15日 06:20

 「遠州山辺(やまのべ)の道とは三方原台地東麓から浜北北部丘陵南麓にかけては、緑や水などの豊かな自然環境と、岩水寺や秋葉山などへ向かう人々が通った古い道路が残っており、その沿線には多くの名所・旧跡が存在しています。」(遠州山辺の道の会)。そんな「遠州山辺の道」を少しだけ探索してみました。

 5月14日に歩いて訪れたのは、浜北区尾野の高根神社と金刀比羅神社。ともに浜北北部丘陵南麓に位置していますので、北遠に続く山地の南端に当たり、おそらくかつての東西を結ぶ交通・交易の道が「遠州山辺の道」。平野部から一段高い山麓にありますので、古代から人々の暮らす場のすぐ近くであったと思われます。

 先ずは浜北区尾野に鎮座する高根神社を訪れます。高根神社はNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」のロケ地。高根山中腹に登る参道入口では「昭和三年二月」に建てられた石鳥居が迎え、高根神社がかつては式内社の多賀神社であったことを示す「式内 高根神社」の額が掲げられています。

 この辺りの標高は70メートルほどですが、南側を見晴らせば、鳥居の向こうにJR浜松駅前のアクトタワーを見ることができます。

 *写真は、今年(2017)1月に訪れた時に撮影したものも一部使わせていただきました。

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