春の葦毛湿原を歩く⑧―キュウリグサとハナイバナ

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2017年04月03日 04:50

 2時間半の山歩きから駐車場へと戻りましたが、私としてはまだ歩き足りません。歩き足りない分は、近くの田んぼ脇の道を散策。道端に咲く小さな春の花を膝を折って眺めて来ました。

 取り立てて珍しい植物ではないのですが、キュウリグサとハナイバナはキュウリグサ属とハナイバナ属とで「属」は違いますが同じムラサキ科。花の色も、ワスレナグサを小さくしたような花の形もよく似ています。

 キュウリグサは農業の伝来と一緒に我が国に移入した古代帰化植物。地方によってはタビラコと呼ばれることもあるようですが、コオニタビラコのことをタビラコと呼ぶことが一般的になり、区別するためキュウリグサと呼び慣らされるようになりました。

 ハナイバナは在来種。でも、近頃ではキュウリグサの方が目立ち、ハナイバナを見かける機会が少なくなって来ているようです。

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