「春」を待つ青谷を歩く⑥―青谷の「獅子ヶ鼻」
以前にも紹介したことがありますが、「青谷(小堀谷)鍾乳洞」に近い場所の道路脇にそそり立つ岩を横から見ると、「獅子ヶ鼻公園」で見られる「獅子ヶ鼻」とよく似た形。この岩はもちろん緑色片岩。石灰岩ではありません。
青谷があるのは、中央構造線の南に位置する「三波川変成帯」の一部。マグマが冷えて固まる際に生じた、規則正しい割れ目に「板状節理」「柱状節理」などが発生し、そんな「節理」が造り出した風景が青谷の「獅子ヶ鼻」。
青谷の里山を歩けば、日本列島誕生の歴史の一旦を見ることができるのです。
関連記事