新城市をちょこっと散歩③―新城小学校の校門
かつての「新城城」の跡地に開校した新城小学校の入口には、昭和10年(1935)に建設された門と校門が現存しています。この日は休校日でしたので、校門の扉は閉められたまま。その扉を支えている1対の石柱が校門で、その奥にある木造建築は城門のよう。まさに、ここが新城市の市名にもなった「新城城」跡であるとの歴史を伝えようとする意図が現れています。
地元の人に聞いた話によれば、小学校の体育館建設工事の過程で、堀跡と見られる遺構が見つかったとのこと。敵の進入を防ぐには、城の南は豊川に護られていましたが、北側は人の手で掘った堀。新城市立新城小学校には、地域の歴史が凝縮されているのですね。
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