秋が来た!北遠をグルリ②―フジアザミとフジウツギ
10月1日に天竜スーパー林道を走りたいと思ったのは、エンシュウハグマの開花確認だけではなく、フジアザミの花を見たかったから。標高1000メートルの高地ですから、富士山麓でなくてもフジアザミが生育しているのです。しかし、県境をまたいだ愛知県では「絶滅」とされていますので、安心はできません。
フジアザミの特徴は圧倒的な大きさ。長く伸ばした茎の先に、重たげな花が1輪。1輪だけでも、茎の先が曲がり、花は下向きに咲きます。
フジアザミの「フジ」は富士山の「富士」。近くで咲き始めていたフジウツギの「フジ」は「藤」。藤井八冠の「藤」。園芸品種のブッドレアに似ていることからも分かるように、自生のフジアザミの学名は「Buddleja. Japonica」。ウラナミシジミがちょこんと止まっていました。
関連記事