磐田市敷地の秋の自然⑪―ここまで!
尾根道を10分ほど歩くと、急な上り坂に出ました。道を脇に生えている木の枝を掴みながら上りきると、今度は激しい下り坂。
ほぼ垂直に近い坂で、しかも、かなりの高低差。もしも、この坂を下り切ったとしたら、帰り道ではここを登らなくてはなりません。う~ん?
前方を見ると、次のピークに送電線鉄塔が見えましたので、本宮山はまだまだ先。私の耳元で「ここまで!止めた方がいい!引き返せ!」とささやく声が聴こえました。
仕方がありません。ささやく声に従い、山を下りて車に乗り込み、走り始めてしばらくすると、♪パラパラと雨が降り始めました。そして小雨はあっという間に大雨に変わり、道路脇は冠水。飛沫を上げながら天竜川左岸の堤防道路に上がると、路面は乾いていて、雨は降らず。
これが、私が体験した9月2日の大雨。「線状降水帯」の恐ろしさを体感する結果になりました。あの時、無謀にも山歩きを続けていたとしたら、今頃はきっと・・・
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