2022年、青谷の初夏の自然②―種子散布を手助けするアリ
淡いピンクのオドリコソウの花にアリが2匹やって来ています。アリと植物の関係というと、カタクリやヒメオドリコソウの名が浮かんで来ます。カタクリやヒメオドリコソウは、種子からエライオソームというアリが好む物質を付着させてアリを誘い、アリはその種子を運ぶという関係。カタクリやヒメオドリコソウはアリをうまく利用しているというわけです。
どうやら、オドリコソウもそんなテクニックを持っているみたい。まだ、花を咲かせている段階ですから種子は出来てはいませんが、それでもアリたちは、地表近くに花を咲かせるカタクリやヒメオドリコソウなんかよりもずっと高い位置に咲くオドリコソウの花を覗きに来ているのですから、なかなかのやり手。
アリの大きさから考えると、オドリコソウの花の位置は相当の高さ。私がアリだったら、こんなに高い場所まで登るなんて無理無理!
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