佐久間神社を訪ねる⑤―壊れた秋葉山常夜燈
佐久間神社の石段脇に、崩れた秋葉山常夜燈が残骸のように残っています。「秋葉山」と刻まれた燈籠の竿部の文字は「明治参十三年九月十七日建」と読めますので、西暦1900年の建立。
火事・火災は個々の注意が必要ですが、類焼、延焼は地域で見張らなければならない。つまり、地域防災には自助だけでなく、互助・共助が欠かせないとの思いから地域の安全を願って建てられたのが秋葉山常夜燈です。
地震、台風だけでなくコロナ禍にとっても、自助・共助・公助が必要と菅総理が訴えましたが、少し離れた所に、火袋や笠などが散らばっているところを見ると、なぜかもの寂しさを感じざるを得ません。
関連記事