川合の八坂神社を訪ねる①―八坂?八阪?

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2021年02月09日 04:40

 静岡県無形民俗文化財に指定されている湯立神楽「川合花の舞」が舞われるのが、浜松市天竜区佐久間町川合の八坂神社。昨年(2020)の「花の舞」はコロナ禍で中止となりましたが、「花の舞」で使われているお面を見ることができると聞き出かけてみました。

 社殿の軒下に掲げられた神社名額には「八坂」ではなく「八阪神社」とありましたが、大阪や舞阪の地名表記と同様に、「坂⇒阪」への変更は、「坂」が「士が反する」、 すなわち武士が叛くとも読めることから、明治維新後の新政府が「坂」の字を嫌ったためとも言われています。










 社殿の中でも提燈は「奉納 八坂神社」でしたが、「八阪神社拝殿建築用材寄附人名」のように「八阪」との表記も見られ、表記は混在していました。

 【関連記事】川合の八坂神社を訪ねる②―「花の舞」の面
 【関連記事】川合の八坂神社を訪ねる③―神妻神社の榊鬼

 【関連記事】神に湯立て 花の舞 天竜区・佐久間
 【関連記事】湯立神楽 幻想の夜 浜松・佐久間町「川合花の舞」
 【関連記事】伝統の湯立神楽「川合花の舞」①―湯釜と魂祓いの神事
 【関連記事】伝統の湯立神楽「川合花の舞」②―地固めと金山の二ツ
 【関連記事】伝統の湯立神楽「川合花の舞」③―扇の三ツ、湯戸の三ツ、ボーズカの三ツ、八千代の三ツ
 【関連記事】伝統の湯立神楽「川合花の舞」④―花の三ツと子どもの鬼
 【関連記事】伝統の湯立神楽「川合花の舞」⑤―金山の三ツと山見鬼
 【関連記事】伝統の湯立神楽「川合花の舞」⑥―扇の四ツと花の四ツ
 【関連記事】伝統の湯立神楽「川合花の舞」⑦―榊の四ツ
 【関連記事】夜を徹し「川合花の舞」 浜松市・佐久間で奉納

関連記事