梅雨明けしたか?小國神社境内地の夏⑫―ガマとユウスゲ
フランクフルトソーセージみたいなガマの花が咲いていたのは、梅園の池の周り。花じゃなくて実のようにも見えてしまいますが、実はこれが花。秋には綿毛ができ、その綿毛にくるまって助かったのが、『古事記』に出て来る「因幡の白兎」。
小國神社の主祭神・大己貴命(おおなむちのみこと)は、その「因幡の白兎」を助けた大国主命(おおくにぬしのみこと・大黒様)ですから、ここに咲くガマの花は、小國神社と浅からぬ因縁があるのです。
黄色い花は咲いてはいませんでしたが、おそらくこれはユウスゲ。ユウスゲは夕方に花を開き朝には閉じてしまいますので、咲いているところを見るのはなかなか難しい花。黄色と言っても、同じ仲間のニッコウキスゲよりも淡いレモンイエローの花。見るのなら「夕菅(ユウスゲ)」の名の通り、夕方に出かけなくてはいけませんね。
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