宮之一色から源平新田まで旧東海道を歩く③―松並木
旧東海道の歴史や雰囲気を今に伝えるものと言えば松並木。宮之一色から森下の分岐に至る間に残る松の大きく広がる枝を見上げるにつき、かなりの年月を重ねた老松と思われます。
諸国の街道に松や杉などの並木が作られたには、夏の陽射しや暑さ、冬の風雪から旅人を守る役割もあったとは思いますが、何よりも先ずは道案内。旧東海道の両脇に植えられていたはずの松も、現在では道の南側に残る数本だけ。
旧東海道筋でも道路拡張の機会に伐採された並木が多く、今も見ることができる場所は決して多くはありません。同じ歩くならずっと松並木の側を歩きたかったのですが、写真を撮るには反対側に渡らなくてはならないことも。
路上を覆うように生長した松たちは、いずれは枝を落とされ、根元から伐採されてしまうのでしょうか?
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