暖冬の野に咲く春の花②―ホトケノザ
春に咲くはずの花が12月に咲いています。写真のシソ科オドリコソウ属のホトケノザもそんな花。調べてみると「花期は3~6月」と書かれていることがほとんどなのですが、花が咲くはずのない12月でも条件さえ合えば花を咲かせるようです。
春に見る花や葉と比べると、少し弱々しい感じがしないでもありませんが、私たちが「季節外れ」と呼ぶことでも、暖冬が当たり前となってっしまった近頃では、特に珍しいことではなさそう。
「暖冬」による自然生態系の変化や変化に対応する進化は、恐ろしい速さで進んでいます。
ちなみに、「春の七草」の1つに数えられている「仏の座」はキク科のコオニタビラコのこと。こちらのホトケノザではありません。
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