氷見・高岡へ万葉の旅④―高岡大仏
高速バスを降りたのはJR「高岡」駅前。北陸新幹線の「新高岡」駅やすぐ隣りに大型ショッピングセンター・イオンモールができ、周辺はちょっと寂しくなって来ているような雰囲気です。
時刻はまだ昼前。雨の降る中、町歩きをしようと思い、先ず向かったのは高岡大仏。高岡銅器・高岡鋳物の歴史を象徴する阿弥陀如来坐像です。
現在の高岡大仏が完成したのは昭和8年(1933)。決して古くはない高岡大仏が有名なのは、総高約16メートルの大きさよりも、高岡の鋳造に関わる職人たちの技術を結集して造られたものであること。何と、高岡の銅器の生産額は、日本全体の約95パーセント。市内には銅製のモニュメントが溢れています。
大仏が暗く写っているのは、阿弥陀如来が北を向いて座っているから。それでも、たまたま雨が止み、背後の空が明るくなりましたので、少しだけでもご尊顔を拝すことができました。でも、どうして北向きなの?
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