氷見・高岡へ万葉の旅③―砺波の散村
写真は、バスの車窓から砺波平野を撮影したもの。田畑の広がる平地に建てられた家の周りが生垣で囲まれ、その家々が密集せずに点在する風景。これが、昔、学校で勉強した散村です。
当時、散村は農地の管理や火災による類焼を防ぐ知恵であり、砺波平野特有の形態だとならったのですが、私の実家のある三方原台地の開拓地域だった同じこと。別に珍しくなんてないじゃん、と思ったもの。
でも、車窓から見下ろした風景に、「私の実家近くは、ほとんどが農家だったけど、あれは町に住む子たちに教えることだったんだろうな」と納得。回状を回す隣りの家までが、子どもの足ではかなり遠かったことを思い出してしまいました。
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