木曽路・奈良井宿を歩く㉓―鎮神社

AKG(秋葉観光ガイド)の斉藤さん

2019年09月01日 04:34

 「日本一長い宿場町」奈良井宿の南西の外れにあるのは鎮(しずめ)神社。元和4年(1618)奈良井宿に疫病が流行り、これを鎮めるために千葉県香取神社から祭神を招き、祭祀を始めたとされる神社です。

 「沈める」でもなければ、「静める」でもなくて「鎮める」とは、神を祀り、神の怒りを和らげること。氏神様として手厚く祀ることにより、地域を挙げて衛生意識を共有し高め、疫病退散を成し遂げた名残りが鎮神社だったのです。

 その入口に建てられていた御神燈の形は、以前、長野の善光寺で見かけたのと同じ猫足型の石燈籠。遠州ではまず見ることのない形の燈篭を見て、やはりここは信濃の国だと実感させられました。

 そして、ここから先に進めば、元々は鎮神社があったという鳥居峠越えの山道。せめて、石畳の道が現れるところまで歩けば良かったのですが・・・。

 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く①―赤い雲
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く②―木曽の大橋
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く③―ディーゼル機関車
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く④―水が流れる地下道とマンホールの蓋
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑤―奈良井駅
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑥―杉並木と二百地蔵
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑦―「廿三夜」塔
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑧―七夕飾り
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑨―日本一長い宿場町
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑩―緩勾配の屋根
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑪―軒高の違い
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑫―出梁造りと袖うだつ
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑬―鎧庇と猿頭
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑭―潜り戸と蔀戸
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑮―釘隠し
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑯―板葺きに置き石と鼻隠板
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑰―ボンネットバス
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑱―水場
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑲―屋号
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑳―スズメバチの巣
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く⑳―「鍵の手」と双体道祖神
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く㉑―庚申塔
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く㉒―蠶魂大神
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く㉔―昼食は「五平餅定食」
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く㉕―漆器、刳り物と曲げ物
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く㉖―「寝覚の床」
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く㉗―キツリフネ、ニガクサとヒメフウロ
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く㉘―オオミスジ
 【関連記事】木曽路・奈良井宿を歩く㉙―桃介橋

 【関連記事】晴れ時々長野⑯―宮前形と猫足型燈籠

関連記事