北杜市オオムラサキセンターの自然⑨―コウホネとベニコウホネ
山梨県北杜市のオオムラサキ自然公園には、失いかけた日本の里山風景が残されています。園内には水生植物が生育する池沼もあり、コウホネが黄色い花を咲かせていました。
スイレン科のコウホネは磐田市の桶ヶ谷沼や鶴ヶ池でも見られ、私にとっては珍しい花ではないのですが、実は静岡県や山梨県を除く28都府県で絶滅危惧種に登録されている希少な植物なのです。
さらに歩いて行くと、少し小さめのコウホネが咲いていましたが、その中の数輪の5枚の花弁のように見える萼が赤く色づいていることに気づきました。
これは、コウホネの変種のベニコウホネ。園芸品種ともされていますが、初めて見る不思議なコウホネでした。
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