北遠の廃校跡に立つ「二宮金次郎像」⑦―「龍山北小学校」
旧「龍山北小学校」は、浜松市天竜区龍山町瀬尻の高台に建っています。廃校になり、「龍山第一小学校」へと統合されたのは平成16年(2004)。その後、平成26年(2014)には横山小学校へとさらに統合されました。
運動場をのんびり歩いていると、親子連れが階段を上がって来ました。自然に会釈し合い、「コンニチハ」の挨拶を交わし、どちらからともなく「卒業生ですか?」。「いえ、ちょっと寄ってみただけです。そちらは・・・?」「卒業生ではないのですが、10年程前、教員として赴任していたことがあります」。
「その頃には、30名ほどの在校生がいたのですが・・・」「平成10年頃?」「そうです。この絵の頃ですね」。校庭のノリ面には、卒業生が描いた記念の壁画と名前が残っています。「卒業生は6人くらい?」「当時でも、そんなもんでした」。
校舎に続く階段を登ると、着物姿で薪を背負って本を読む二宮金次郎の像も残っています。「たまには、いらっしゃるんですか?」「たまにね。私の子どもにも、父親が勤めた小学校を見せてあげたくて」。
鉄筋コンクリート2階建て旧「龍山北小学校」は、「瀬尻の段々茶畑」のすぐ隣り。新緑を求めて北遠路ドライブのついでに、ぜひ、お立ち寄りください!
それにしても、二宮金次郎像は、どうしてこんなにも山間の小学校に似合うのでしょうか?
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